広島グランドインテリジェントホテルの「アマティ」です。
朝は本当に寒くなりましたね。日もすっかり短くなりましたし、出勤が早い時には空に月がきれいに光っていることも、ままあります。特に秋は空気が澄んでいるのか、きれいに見えますね。
月は地球の衛星なので当たり前ですが、地球から一番大きく見える、一番近い存在です。昔からとかく日本人は太陰暦を使ったり、和歌に詠んだり、十五夜でお供えをしながら月を愛でたりと、月というものを生活にすごく取り入れているなぁと感じます。
太陰暦とは月の満ち欠けをもとにした暦で、ひと月が約29.5日になる計算。29日の月と30日の月が6回ずつの計12カ月で1年とされ、3年に一度、29日の月を30日にしてズレを修正する閏年が発生していたそうです。
また「鬼滅の刃」でも出てきた「上弦」「下弦」というフレーズ、これまた調べてみました。半月の時に月の輝く部分と欠けた部分の境い目となる直線部分を、弓の玄に見立ててこう呼ぶそうですが、その玄を上側に向けて西の空に沈んでいくのが「上弦の月」、玄を下側に向けて沈むのは「下弦の月」と呼ぶのだそうです。
上弦、下弦の輝いている面積はほぼ同じですが、月の海(といっても海に水はありませんが)と陸の配置によって上弦の方がわずかに明るい。そして「上弦の月」は、これから満ちていく月で、「下弦の月」はこれから欠けていく月だそうです。
普段、何気なく見上げている月も知らないことがいっぱいありますよね。さてさてお腹も空いてきましたし、三日月を由来とする「クロワッサン」でも食べながら熱いコーヒーでも淹れるとしますか。
広島グランドインテリジェントホテル
1F アマティ